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パウンドケーキ作りで食塩不使用バターを使う理由
食塩不使用バターと無塩バター
パウンドケーキは「バターケーキ」の一種なので、当然バターを沢山使います。そこでパウンドケーキを焼くためにバターを買いに行くと「有塩バター」と「食塩不使用バター」があることに気がつきます。
一般的にバターと呼ばれるのは「有塩バター」の方で、値段も食塩不使用バターに比べて安くなっています。
なので、ついつい「有塩バター」の方を買ってしまいたくなりますが、パウンドケーキをはじめとした、ケーキなどに使うのは基本的には食塩不使用バターになります。
ケーキ作りには食塩不使用バター
参考にしたレシピに食塩不使用バターと書いてあったので、食塩不使用バターを使うのが良いのだろうと、どうしてケーキ作りには食塩不使用バターを使うのか、その理由を深く考えることもなく、素直に食塩不使用バターを使っていました。
しかし、理由もよく解らないまま使い続けるのも進歩がないですよね。調べてみて、大した理由もなければ、安い普通のバターを使った方が経済的ですしね。
そこで、改めてパウンドケーキ作りを勉強しようと思ったのをきっかけに、パウンドケーキ作りで食塩不使用バターが使われる理由を調べてみました。
食塩不使用バターを使う理由
パウンドケーキに塩は要らない
どうしてパウンドケーキ作りには食塩不使用バターを使うのかを調べてみると、理由はすごく単純で「パウンドケーキのレシピには塩が必要ない」からってことらしいです。
要するに、レシピに塩が無いのに、有塩バターを使うと、塩を使ったレシピになってしまう、ということです。ちなみに昔は「無塩バター」などと呼ばれていましたが、バターの減量であるミルクにも塩分は含まれるため、誤解を招く表現として廃止され、今では「食塩不使用バター」に表記が統一されています。
ケーキ作りのレシピはシビア
煮物などのレシピであれば、その分量は参考程度で構わない感じで、目分量で適当に調味料を入れたりすることも多いですが、そのような普通の料理と比べると、ケーキ作りは分量がシビアです。
プロ目線で語れば、ちょっとした分量の差でも、出来や味が変わってしまうくらい繊細なものらしいですね。僕のような素人が作る時でも、ケーキのレシピを目分量で作るなんてことはほとんどなく、ちゃんと軽量してから作ります。
そんな繊細なケーキ作りに有塩バターを使うと、本来、塩が必要ないのにレシピに塩が入ってしまうことになります。つまりは、レシピ通りに作れなくなってしまい、それが最終的な出来栄えに大きく影響してきます。
そんなことが無いように、パウンドケーキを作る為のレシピには、塩の入っていない食塩不使用バターを使うのが基本のようです。
特にバターを大量に使うパウンドケーキのようなバターケーキの場合は、食塩不使用バターを使ってしまうと、塩味が強くなりすぎてしまうこともあるそうなので、パウンドケーキを焼く際には、必ず食塩不使用バターを使用した方が良いようです。
食塩不使用バターでパウンドケーキは作れないの?
パウンドケーキに使うバターはレシピに塩が含まれないように食塩不使用バターを使いますが、それはあくまで基本であって、有塩バターを使ったらパウンドケーキが出来上がらないというわけでもなく、パウンドケーキを焼こうと思えば焼けてしまいます。極端な話、バターの代わりにマーガリンを使ってもパウドケーキは焼けるとのこと。
食塩不使用バターを使う理由まとめ
調べてみて、「なるほど」な、食塩不使用バターを使う理由でした。
どんな種類のバターを使うかは、最終的にはパウンドケーキを作る人の判断ですが、個人的には、美味しいパウンドケーキ作りにこだわるために、食塩不使用バターを使い続けたい、と思うのでした。